昨日ボクシングの亀田興毅選手が引退を表明しました。

亀田興毅といえば、ボクシング界で言えば完全なる悪役。
相手選手のことをボロカスに言うし、挑発もめちゃくちゃする。
そして、いざ試合が始まると、買ったのか負けたのかよく分からないような
はっきりしない試合内容が多い。
そんなスタイルなので、アンチの方も非常に多いですよね。

今回の引退に関しても、ネットなどをみていると圧倒的に批判的な意見が多いです。

私も亀田選手が好きか? と問われたら「あんまり好きじゃないです。」って答えます。

ただ、今回はあえて肯定的な意見を書かせてもらいます。


◆亀田選手のボクシング界への貢献

これに関しては、人それぞれ賛否両論があるかと思います。
私個人としての意見は、それなりの貢献はあったのではないかと思います。

亀田選手が話題になる前のボクシング人気は酷いもので、
一般の人に「現役のボクシング選手知ってる?」って聞いでも
誰も答えられなかった時代だったんじゃないかな。

それを、一般の方がボクシングってスポーツに目線を移させるきっかけには
なったんじゃないかと思います。


◆亀田選手の戦績について

戦績を見てみると、35戦33勝2敗 (18KO)
日本人初の3階級制覇達成。

戦績を見てみると、とんでもない戦績なんですよね。
世界の有名選手となんら遜色ない戦歴です。

でも、3階級制覇を達成して、ここまで叩かれる選手ってのは歴史上いたんでしょうかね。

亀田選手は、あまり強い選手と試合を行わないという意見をちらほら聞きます。
これに関しては、そもそも亀田選手に限らず、
日本人選手はあまり世界的に有名強い選手と試合しないんですよね。

ジムの方針として強い選手とわざわざ試合をするリスクを避けたいのでしょう。
日本のボクシング人気は、低いので、「負け」=「弱い」みたいなイメージがつきやすいのも
原因である気がします。

ただ、最近は世界的に強い選手と試合する日本人も多くなってきましたよね。
八重樫選手や、山中選手、天笠選手は、世界的に超一流の選手と試合しております。

ただ、残念ながらやっぱり殆どの場合が負けてしまいます。
山中選手くらいでしょ、実際に超一流選手と試合して勝ったのは。


◆亀田選手の人柄(?)

まあ、直接話しをしたことはありませんが、パフォーマンスなんかを見ていると
とてもムカつくやっちゃなあ~って思います。

ただ、これはあくまでパフォーマンス。
実際の人柄はどうかっていうと直接結びつくものではないと思います。

やっぱり、プロのアスリートであると同時に、プロのエンターテイナーなので、
良くも悪くも目立ってなんぼだと思います。
かつてのモハメッドアリもそうですし、最近ではフロイドメイウェザーも
強い相手にはかなり挑発していました。

それに、弟の大毅選手が問題を起こした際、
当時20歳くらいだったんじゃないかと思うんですが、
大勢の記者の前で頭を下げていたことを思い出させられます。

20代前半の若者がこんなことできるんだなって当時感心しました。

また、東日本大震災の際にも、多くの慈善活動をしておりました。

まあ、これに関しては「偽善だろ」とか「売名行為だろ」とか、色んな意見があるかと思いますが、
家の中でテレビ見ながら「かわいそうだな~」なんて言いながら
何もしていない人の1億倍偉いと思いますけどね。

偽善だろうが、売名行為だろうが、現地の人は困っていたので、
それに手を差し伸べる人は、どんな思惑があったとしても「良い事した」と思います。


まあ、これだけバッシングを受けていたということは、それだけ人気があったということです。
ボクシング人生は終わってしまいましたが、次の人生の方が長いので、頑張って欲しいと思います。

私も明日から仕事だわ・・・頑張ろ。


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